2014年3月21日

週末の東北は、季節外れの大雪となりました。雪の重みで木が倒れ電線を遮断、気仙沼、南三陸の広範囲で20時間以上に渡り停電となりました。更に仮設住宅の水道は、ポンプで水をくみ上げているため、停電で水道も止まってしまうのです。震災後のライフラインが復旧しなかった時期を思い出し、ストレスを感じた方も多かったようです。急遽ミネラルウォーターを一部の世帯にお届け。私たちも備蓄が足りず、ほんの一部の世帯にしかお届けできなかったことは悔やまれました。お渡しした皆様には本当に喜んでいただけました。

備蓄は当然している方も多いと思います。しかし仮設住宅は私たちが思っている以上に狭く、また3年目となると生活用品も増え、訪問するたびに玄関先に荷物が積みあがっている状況です。日々の生活で精一杯で、二の次、三の次になってしまう方も多いのではと思います。

その他には、漁師さんの番屋にウーロン茶をお届け。若芽漁師さんは今、一年で最も忙しい時期です。刈り取りしてボイルしたわかめを、塩蔵わかめとして出荷する加工のお手伝いをさせていただきました。2月に2週続いた爆弾低気圧で、三陸の若芽は甚大な被害を受けました。若芽だけでなく養殖に使うロープ等なども流失し、大きな損害を受けた漁師さんもいたそうです。やっとの思いでここまで復活した若芽産業。獲れたもの貴重なものとなり、高値で取引されるといいな、と感じます。