2014年2月16日

2週続いた南岸低気圧による大雪により、まずは総動員での雪かきからスタート。午前中いっぱいの雪かきの後お昼をはさみ、20世帯の仮設郡へと生活用品を届けるチームと、仕訳け配布準備をするチームとにわかれての作業。そのあとは、お手伝いがたくさんいる時にしかなかなか行くことが出来ない、町外は登米地区にある仮設住宅へ、およそ400世帯分の洗剤を持ち出発。

まずは、これまでお昼には必ず食事に行っていた、今は無き「さんさカフェ」店員ご夫妻から、被災地の現状について話をしていただきました。今回20名以上がお手伝いに来てくださいましたが、中には初めて被災地を訪れる者もいたためこのような時間の協力をいただきました。内田ご夫妻は、津波警報の後すぐに避難したため、被害のひどい状況は目の当たりにはしていないとおっしゃっておりましたが、着替えができたのは1週間経ってからだった、ボランティアや自衛隊がきてくれるまでは、避難所の食事はまともなものではなかった、などと体験談を語ってくださいました。また、最後には、南三陸町の名所を教えていただき、お手伝いだけではなく、是非すばらしい景色を見てほしいと労ってくださいました。

地上だけでなく、荒れた天気は海上にも深刻な被害をもたらしました。翌日は漁港に打ち上げられた流木や海藻の撤去。他、養殖若芽が最盛期に入ってきたため、めかぶ削ぎのお手伝いをさせていただきました。ひどい方で養殖棚の8割を失った方や、漁船が横転しダメになってしまった方もいたようです。防波堤が未だに無いのが大きな原因だそうですが、漁師さんらは口々に、自然の力にはかなわない、とおっしゃっていました。南三陸のおいしい若芽、風評被害もあり値段が大暴落してしまっているようです、販売のお手伝いにも力を入れていかなければなりません。