2013年3月4日

「ハインツ日本株式会社」様、「仮設村プロジェクト」様より、志津川大森地区の漁師さんたちへ番屋を送ることができました。

漁師さんや「トラベル東北」ボランティア様で1週間で建ち、早速使用されています。

南三陸町は町の8割が被災し、漁船、番屋のほとんどが津波の被害に遭っています。大森地区では、震災前は16名のワカメ漁師が、それぞれ漁船や番屋を所有していました。

震災で16名全員が自宅、漁船、漁具、番屋を失い仮設住宅で生活しています。2名は漁師を辞め、残った14名とその家族で施設や道具が不十分な中で作業に従事していました。

昨年もワカメの水揚げはあったのですが、 “芯抜き”と呼ばれる加工作業を行う場所が無く、収穫したワカメを芯付きのままで出荷したため、値段が2分の1~3分の1にしかなりませんでした。

完成した番屋では、さっそく漁師の奥様たちによる収穫されたワカメの芯抜き作業が始まっています。値段は震災前の水準に戻りそうです。

 

今回の様子は、ご協力いただいたそれぞれのHPでも紹介されています。

 

http://www.heinz.jp/Company/Csr/Support-activities/Ubc/Shizugawa.aspx

http://www.kasetsumura.com/results_list/post-494