2012年3月14日

震災から1年が経ちました。11日以降、全国の皆様からの暖かいご支援、ご声援、お手伝いくださる方々が再び増え続けております。誠に有難く、感謝致しております。

ワカメをはじめとする水産業、プレハブでの商店再開とコミュニティーの形成等、町は復興へ向けようやく少しづつ動いております。物資をお配りしていても、以前より笑顔と感謝と少しだけ落ち着いた様子が伺えます。

しかし、全ては「仮」、仮の住まい、仮の船、仮の店舗とまだまだ仮の姿です。大切な人生の中に時には「仮」の時期があっても仕方がない事もありますが、その期間が長く続くように思われます。そして、たとえ「仮」のままでも、当然出費は止まりません。

復興へのゴールがあるとするならば、その途中の、そのまた途中の、いくつもの折返し地点のような目標があるといいのではないでしょうか。

国や県、町には長期の計画だけではなく、半年先や1年先のもう少し近い場所に確定的な「希望の旗」のようなものを大きく掲げてほしい。今はただ先の見えにくい暗闇の中を走り続けているような感じです。

時が経つにつれ、色々な形、様々な局面で失ったものの大きさを感じてます。そして復興への道のりは長いかもしれません。それでも、地元に残ったみんなはまだまだふんばり続けております。皆様の暖かいご支援の賜物です。今後もふんばる南三陸町が復興する姿を暖かく見守って下さい。